カネボウが花王との化粧品事業の売却交渉を打ち切って、産業再生機構に助けを求めた。

もうニュースなどで放映されており周知のことだと思う。僕はこれを聞いて苛立ちを隠せませんでした。

理由は
?産業再生機構の支援=国民の税金
?勝手に花王を裏切る
?経営者が責任をとらない

以上の三点が僕が苛立った理由です。
簡単に説明すると

?はこういうこと。産業再生機構っていうのは国が運営している機関で倒産しそうな企業の援助をするのが目的。国が運営している=国民の税金です。

?基本的には合意に達していたのだが、勝手な都合によって裏切る。企業の経営者たるもの何よりも信頼を大事にしなければならないと思う。断るなら最初から交渉すな!って思う。

では、カネボウはなぜ産業再生機構にしたのだろうか?それは、本体に再建の目途がたっていなかったことが理由に挙げられる。当初は、好調であった化粧品部門を売って、その売って得たお金で本体の事業を再生させようとした。しかし、本体を再生できるのか経営陣は自信がなかった。そこで、化粧品部門を売却せずともお金が入る国の機関に乗り換えたというわけ。

ここには銀行の思惑も入る。銀行としてはカネボウの債権(貸したお金)を放棄しなければならない可能性があった。しかし、国が債権を買い取ってくれることによってその心配がなくなる。

?はそのままの意味。ただ、経営者はやっぱり外部の圧力が強かったみたいで結局みんな辞職するらしい。これは当たり前だと思う。こういうときにトップが責任取らないければトップの意味がない。権限(役職)と責任は比例するものである。

でも最初は「やめるのが責任をとるわけではなく再建させることが責任をとることだ」ともっともらしいことをいっていた。しかし、僕はこの発言がむかついてしょうがなかった。国民の税金使って再生して責任をとったことになるのか?それに再建と称して経営者として働いているうちは高給をもらうんだろう?って思ったから。

今回の茶番の結論は、カネボウは国民の税金で再建しようとしてますよってこと。

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